2021/07/31 夏の風物詩

Fさんは例年、家族揃って地元の花火大会に行くのが恒例となっています。そこで、花火の歴史を調べてみました。

花火の歴史には諳説ありますが、江戸時代より現代と同じような花火大会があったといわれています。

また、花火には「鎮魂」の意味が込められています。例えば、東京の隅田川花火大会の発端は、江戸時代に飢饉で亡くなった人々を弔うことでした。

お盆の最終日に行なう「送り火」と同じように、亡くなった人の魂を見送る目的を込めて八月中旬に花火大会を行なう地域が多いことも知りました。

花火の歴史を初めて知ったFさんは、先大たちの想いが現代まで受け継がれていることに感動しました。〈これからは、ただ思い出を作りに行くだけではなく、先祖への想いを深める場としょう〉と決意しました。

華やかに開かれる各地の花火大会には様々な歴史があり、その土地の人々の祈りが込められているのです。

今日の心がけ◆地域の歴史に想いを馳せましょう