2021/07/24 自然との共生

昨今、大雨や短時間に降る強い雨の頻度が増加しています。それらによる風水害・土砂災害のリスクも高まっています。

その昔、洪水の多い地域では、水害から集落を守るため、「輪中」という堤防が造られました。これは川よりも低い土地の周りを盛土で囲んだものです。

輪中は水を遮断するのではなく、水の行き場を作ることで、川を氾濫させないという、人の知恵によるものです。

また、民家の軒下に水害時に使用する船を備えたり、高い石垣の上に造られた水屋と呼ばれる建物に、食品や大切な家財道具を保管していました。そこには水が引くまで生活できる部屋もあり、洪水に対する備えができていたのです。

自然は人を癒してくれますが、反対に、人の暮らしを破壊することもあります。日頃から、非常時の備えをしておくことが大切です。

先人の知恵に学び、非常用品を備え、災害に対する心構えと行動の準備を万全にしましょう。

今日の心がけ◆備えを万全にしましょう