2021/07/15 文化の発展

日本が近代的な著作権法を備えたのは、一八九九年に制定された時です。その後、数度の改正がなされ一九七〇年に、現行の著作権法が制定されました。

現在施行されている著作権法の第一条には「……文化的所産の公正な利用に留意しつつ、著作者等の権利の保護を図り、以て文化の発展に寄与することを目的とする」との記載があります。

つまり「文化の発展」が目的で、そのための手段が著作者の権利保護なのです。

海賊版や盗作が横行すると、オリジナルを生み出した著作者の収益にはつながらず、著作者の創作意欲は失われ、結果として文化の発展には至りません。

小説、映画、音楽、美術などの芸術文化に触れることで、私たちの日常生活はより充実したものとなり、日々の業務の活力にもつながることでしょう。

私たちはインターネットをはじめ、様々な形で芸術文化に触れる機会があります。SNSなどによって、容易に情報を発信できる時代だからこそ、しっかりとルールを守って、芸術文化に親しみたいものです。

今日の心がけ◆著作権や文化に関心を持ちましょう