2021/06/30 夏越の祓

六月の晦日に、宮中及び日本各地の神社で「夏越の祓」という行事が行なわれます。

これは、千年以上の歴史を持つ伝統行事で、半年分の穢れを落とし、この後の半年の健康と厄除けを祈願する行事です。

その方法として、「茅の輪くぐり」と呼ばれる、茅という草で編んだ輪をくぐって厄落としが行なわれます。これは日本神話に基づいているといわれ、茅の輪をくぐることで病気や災いを免れることができるとされています。

このように日本には、古くから伝えられる年中行事が四季によって様々にあります。五穀豊穣や健やかな成長などを願って行なわれてきたものです。

その行事に触れることは、家族の絆の大切さに気づいたり、日本の文化や風情を理解することにもつながり、豊かな人生への栄養分となるでしょう。

古くより連綿と続く伝統を現代の私たちも継承し、改めて日本文化の奥ゆかしさを感じ、次の世代に伝えたいものです。

今日の心がけ◆日本の文化を後世に伝えましょう