2021/06/19 心の聖火リレー

心の聖火リレー

近代オリンピックの聖火リレーが始まったのは、一九三六年のことです。

今回の東京五輪は「復興」が一つのテーマとなっています。三月に始まった「東京2020聖火リレー」では、サッカーの「なでしこジャパン」のメンバーが第一走者として、福島県のJヴィレッジをスタートしました。

千葉県で整骨院を開業して、六年目になるS氏。経営理念として「人に生きる希望を与える会社になる」を掲げ、十六名の社員と共に働いています。

S氏は会社を創業した翌月に父親を亡くしました。父親の最期を看取り、六百名の参列者を迎えた葬儀の中で、「父は『自分を後にしても、まず人様が先』という生き方をしていたことを知った」と言います。

父の生き方から、今の経営理念が生まれました。そのバトンは、お客様、社員、家族と向き合う際の心の姿勢に生き続けています。

百年近く続く近代オリンピックの聖火リレーのごとく、家族や周囲の人々との「心の聖火リレー」によって、今の自分があることに感謝しましょう。


今日の心がけ◆お世話になった人に心を馳せましょう