昔から日本では、芸事は六歳の六月六日から始めると上達する、という伝承があります。
N子さんはある時、友だちに、「短歌サークルに入ってみない?」と誘われました。仕事も忙しく、「この歳から始めても……」と思って躊躇しましたが、「自分の気持ちを気軽に詠んだらいいのよ」と勧められ参加したのです。
初めて参加した時は緊張したものの、アットホームな雰囲気に和み、親しくしてくれる人のお陰で、定期的に参加するようになりました。
ある時、家族や家事のことなど、日常生活の1コマを短歌に表わしました。
すると、つい見過ごしてしまいがちな小さな変化や喜びを発見し、日常生活の幸せに気づくことができたのでした。N子さんはその後、短歌大会で受賞することもあり、〈チャレンジしてよかった〉と実感しています。
やってみたいと思って躊躇していることがあれば、年齢など気にせず、果敢にチャレンジしてみましょう。
今日の心がけ◆新しいことに挑戦してみましょう