2021/05/31 郷土愛を育む

私たちの住んでいる町には、先人が遺してくれた、歴史的財産ともいえる数々の史跡が、多く点在しています。

史跡とは「貝塚、古墳、都城跡、城跡、旧宅、そのほかの遺跡で、我が国にとって歴史上または学術上価値の高いものとする」と示されています。

文化庁に登録された「史跡名勝天然記念物」の中で、史跡の数は約千八百件です。その一つに、全国でも有数の中世城郭といわれる滝山城跡があります。

東京の多摩地区にある滝山城は、関東管領・山内上杉家の重臣であった大石定重が、一五二一年に築城しました。その後、大石氏の養子として入城した北条氏照が八王子城に移転するまで、関東屈指の城郭としてその威容を誇りました。

「続日本100名城」に登録され、今年で築城五百年となります。都立滝山自然公園として、都内有数の桜の名所ともなっています。

身近にある史跡の見学や学びを通して、過去に想いを馳せ、今、自分か生活できる環境や場所があることに、感謝の心を向けていきたいものです。

 

今日の心がけ◆自分が住む土地の歴史を知りましょう