2021/05/01 旬の食材の力

風薫る五月、旬を迎える食材が多く出回る季節となりました。

例として、みずみずしい新ジャガイモ、緑鮮やかなアスパラガス、身が引き締まった初鰹などが挙げられます。

昔から初物は縁起が良いとされ、「初物を食べると、寿命が七十五日延びる」といわれてきました。「初物」とはその季節の出始めの物を指します。その言葉が示すように、四季が豊かな日本では「旬」をとても大切にしてきました。

旬の食材は安価で手に入れやすい上に、ビタミンやミネラルなどの栄養素の含有量が多く、旬の時期に食べることで、その時期の体に必要な栄養素を摂ることができます。それによって、免疫力が高まり、健康な体が作られるのです。

食材が食卓に上がるまでには、食材を育んだ大地や海などの自然をはじめ、生産や市場、運搬、販売、調理などにかかわる多くの人々の働きがあります。

それらの働きに感謝しながら旬の食材をいただき、心身ともに健やかに過ごしましょう。


今日の心がけ◆四季の恵みに感謝しましょう