2021/03/19 人を師とす

人を師とす

江戸時代の懦学者・佐藤一斎の書いた『言志録』に「太上(最上の人)は天を師とし、其次は人を師とし、其次は経を師とす」という言葉があります。
江戶時代的儒學家佐藤一齋所著作的「言志錄」中記載「太上以天為師、其次以人為師、再次以經為師」
Oさんは読書が好きなため、「経(書物)を師とす」の部分は理解できます。自分の人生が変わったり、影響を受けた本が何冊もあるからです。しかし、本が一番ではなく三番目の師であるということに、納得ができずにいたのでした。
O桑喜歡讀書,因此可以理解「以經(書籍)為師」的道理,改變自己的人生的書籍就有好幾本,但是書籍並非排在第一位而是第三,這就讓他很不能接受
ある時、Oさんは、本よりも人から物事を学ぶという人に出会いました。理由を聞くと、「本からはその作者の一面しか知ることができないが、人に会って話を聞けば、多くのことを知ることができるから」と言うのです。
某次O桑遇到一位認為比起從書籍來說,從人身上更能學到東西的人,問了他理由,他說「從書本中只能知道作者的那一面想法,但在與人對話間可以得到更多的資訊」
Oさんは、〈確かに、人それぞれが、自分にはないものや学ぶべきものを持っているな〉と思いました。その後、人と出会った時には、その人の良いところを参考にしたり、真似することを試みています。
O桑想「也確實,世上有著各式各樣的人,其他人也有著自己所不會的技藝值得學習,在那之後每每與人相遇之時,都會參考對方的優點,並嘗試模仿看看」
本と共に人を師とすることの大切さに気づいたOさん。天を師とすることも、いずれ実感できるようになりたいと願っています。
了解到人與書皆能成為人生中的導師的O桑,也祈禱著哪天可以感受到以天為師

今日の心がけ◆人の良いところを見習いましょう
學習別人的優點吧