2021/02/06 まだ寒い中でも

古代中国で考案された、二十四節気の一つ「立春」が過ぎました。

暦の上では春になり、日が長くなって、次第にどことなく春の気配を感じるようになってきます。

しかし、日本各地において最も寒い時期は、「立春」の前後十日間ほどとの統計があり、過去の記録的豪雪も「立春」以降に発生した事例が多くあります。

このようなズレが生じるのは、二十四節気が中国の黄河中下流域で考案されたもので、日本とは大きく気候が異なるためです。

つまり、限定的な地理の気象条件を広範囲に適用できるほど、地球は小さくないということでしょう。

とはいえ、二十四節気は平安時代から使われてきた暦であり、日本の気候や風土に合わせた独自の改良も加えられ、日本の文化として根づいています。

先人の築いた文化に親しみ、刻々と移りゆく季節を感じながら、春の訪れを楽しみに待ってみてはいかがでしょう。


今日の心がけ◆暮らしの中に春を見つけてみましょう