2021/02/03 立春


袖ひちて むすびし水の こほれるを 春立つけふの 風やとくらむ

これは、平安時代の歌人・紀貫之が、ようやく訪れた立春を詠んだ歌です。

這個是平安時代的歌人紀貫之對於終於到來的立春所吟唱的詩歌

「去年の夏、袖がぬれるようにすくった水が、冬の寒さで凍っていたのを、立春の今日の風が吹き溶かしているのだろうか」という意味です。

詩歌中有這樣的意思在「去年夏天,娟娟的流水在寒冬中結冰,立春這天在微風的輕撫下逐漸融化」

本日は、立春です。昔の人は立春を年の初めとして、立春から数えて八十八日目を「八十八夜」と呼び、新茶の摘み取りが行なわれました。

今天是立春,以前人們將這天稱為一年的開始,從立春開始數88天,被稱為「88夜」的這天開始摘採新茶

また、台風の特異日とされる「二百十日」など、立春を基準にして季節の節目を表わしていました。

另外,像「 210天」被認為是颱風的特殊日子等,都是以立春為基準劃分出的季節性節日

立春の前日の節分では、疫病などをもたらす邪鬼を払うため、豆まきをします。もともと節分とは、立春、立夏、立秋、立冬など、季節の改まる前日のことを呼びましたが、次第に立春の前日だけを指すようになりました。

而立春的前一天的節分,為了驅趕疾病或鬼怪會進行撒豆的儀式,原本節分是立春、立夏、立秋、立冬等季節的前一天,後來演變成只有指立春的前一天而已

暦の上では「節分」の翌日の立春は、「寒さがあけて春に入る日」になります。春に草木が芽吹くように、新しい力を自身に呼び込みましょう。

在曆法上,「節分」隔日的立春變成「入春升溫的日子」,在這天注入自身如春天草木發芽般的精氣吧


今日の心がけ◆季節の節目節目で心をリフレッシュしましょう

在這個季節的轉折點改變心境吧