2021/01/26 始めは一人でも

昨年七月、レジ袋が有料となり、環境省では、「レジ袋チャレンジ」という利用を減らすためのキャンペーンを行なっています。日本は、一人当たりの使い捨てプラスチックゴミの量が、アメリカに次ぎ二番目に多いことが知られています。

こうした現状を変えることなく、このままのペースで排出されたプラスチックゴミが河川などを通じて、海域に排出されるとどうなるでしょう。二〇五〇年には、海洋中のプラスチックゴミの重さが、魚の重さを上回るといわれています。

『ポリぶくろ、Iまい、すてた』という絵本のモデルであるガンビア共和国のアイサトーシーセイさんは、ポリ袋によるゴミ問題に見舞われていた村の環境を、ポリ袋で財布を作るというリサイクル活動により改善しました。

一人で始めたその活動が現在では、財布で得た収入の一部を村の教育センターに寄付するなど、地域を巻き込んだ活動となっているのです。

環境保全は、一人だけではできません。しかし、一人でもできることはあるはずです。その意識を高めて、まずは身近にできることから始めたいものです。


今日の心がけ◆環境問題への意識を高めましょう