月旅行から、月や火星移住までもが、夢物語ではないといわれる昨今です。
もし、大気圏外から地球を眺めることができたとしたならば、どのような気持ちになるのでしょうか。
一九六九年にアポロ9号で、地球を百五十一周したラッセルーシュワイカート氏は、船外活動をする際にトラブルに見舞われ、五分の間だけ、一人で宇宙空間に浮かぶ体験をしました。それは彼の人生の中で、最も充実した五分間でした。
そこでは、完全な静寂に包まれ、眼下には美しい青い地球が輝いて見えました。无コが消失した何ともいえない瞬間でした。そして、人間という種と地球との関係をもっと深く考えなければならないと、強く思ったそうです。
地球は一つの大きな生命体であるといわれる「ガイア仮説」に非常に共感できたともいいます。
宇宙体験は誰もができるものではありませんが、地球に暮らす私たちは、大自然がつくる美や神秘に、地球の生命を感じることができるのではないでしょうか。
今日の心がけ◆自然の営みに感謝しましょう