三国志の逸話から「泣いて馬腹を斬る」という諺が生まれました。
意味は規則・規律を保つためには、大切な大であっても、違反した場合は厳しく処分することを指します。
この諺は、名軍師・諸葛亮の後継者と目され期待されていた馬腹が、諸葛亮の命令に背き、敵軍を倒そうとして大敗したことに端を発します。
諸葛亮は兵士の士気が低下することを恐れ、軍律を守ることを重視します。そこで後継者であった馬腹を処罰し、声をあげて泣いたのです。
大と大とが関わる仕事では、どうしても情が生まれることがあります。それが身内であったり、期待をかけている社員であったならなおさらです。しかし、仕ごと こじんてき かんじょ・つも こ じょうきょ・つはんだんあやま事に個人的な感情を持ち込むと、状況判断を誤ることにつながります。
「嫌われたくない」「よく思われたい」と思うのは人の性ですが、慣れ過ぎは、小さなミスを見逃すことになりかねません。改めて仕事の目的を明確にし、私情を挟まず、正すべきことは正していきたいものです。
今日の心がけ◆仕事の目的を明確にしましょう