2021/01/17 良薬は囗に苦し

Kさんは仕事柄、人前に出て話す機会が多くあります。

その際に、いつも心がけていることがあります。そのきっかけは、Kさんがまだ新人の頃に、話し終わった後、ある先輩に言われた言葉でした。

「あなたの話し方は、はきはきしていて気持ちがいい。だけど、はっきりものを言う話し方を、《怖い》とか《厳しい》と感じる人もいるかもしれないわ」。その言葉にKさんは、《そんなことを言われるなんて〉と落ち込んでしまいました。

この件を職場の先輩に相談すると、「「良薬は口に苦し」というじゃないか。よく効く薬は苦くて飲みにくい。つまり、よい忠告は聞くのがつらいが、その言葉は身に染みてためになる、ということだよ」とアドバイスをもらいました。

中には、受け入れ難い、指摘や忠告もあるでしょう。そのような時には、相手はよかれと思って言ってくれたのだと、捉え方を変えてみる柔軟さが必要です。

Kさんはそれから、人前で話す時には意識して口調を柔らかくし、表情も明るくするように努めています。


今日の心がけ◆忠告に耳を傾けましょう