2019/12/21 雪景色

ある日の天気予報を見ていると「今晩より雪が降り始め、明朝は雪が積もり、交通機関に乱れが生じる場合があります」とアナウンサーが伝えています。

Sさんが思わず「明日は雪か」と溜め息をつくと、隣で聞いていた娘が「父ちゃん、明日は雪だね。嬉しいなあ」というのです。その言葉を聞き〈子供はのんきでいいな。こっちは雪のせいで会社に行くのが大変なのに〉と思いました。

翌日、天気予報は見事に当たり、窓から見る宵景色に、溜め息が出ました。すると、同じ景色を見ていた娘が「やったね。雪が一杯だ。父ちゃん、今日は会社から帰ってきたら、雪で一緒に遊んでよ」と言ってきたのです。

娘の純粋であどけない姿に、思わずSさんは笑顔になり「わかった。今日は早く帰ってくるよ。そうしたら、一緒に雪だるまを作ろうか」と伝えると、娘から「父ちゃん、ありがとう。楽しみに待っているよ。約束だよ」と言われたのです。

娘の喜ぶ姿を見た後の雪景色は、とても綺麗な景色に変わって見えたSさん。天候気候に不足不満を持つことの無力さを娘から学んだのでした。

今日の心がけ◆子供時代の純粋さを思い出しましょう