2019/12/08 人生の指針

M氏は、取引先の経営者であるK子さんから次のような話を聞きました。

K子さんは、小さい頃から父親が好きではありませんでした。中学生の時、母親に「お父さんなんか大嫌い。話したくない」と言ってしまいました。

すると母親は、「お父さんだっていいところが一杯あるんだよ。悪いところよりも良いところを見ていけば、誰にでも優しくできるものよ」と穏やかに答えたそうです。

そのように答えてくれた母親は、現在は亡くなっていますが、K子さんは、その言葉に母の人生観のようなものを感じたといいます。今も母の言葉を生きる指針にしているそうです。

この話を聞き終えたM氏は、自身が人生観といえるようなものを持っていないこと、子供たちに何一つ大切な指針を伝えてこなかったことを反省しました。

M氏は、「どんな困難に出合っても、明るく生きていく」を、これからの人生の指針にすると決めました。いつかはそれを子供たちにも伝えたいと思ったのです。

今日の心がけ◆生きる指針を持ちましょう