2019/11/26 「三方よし」の精神

埼玉県で農業資材を扱うK商店は、「日本の農家を活性化し、農家を元気に豊かにする」を経営理念に掲げています。「物」を売るだけでなく「提案」を売ることをモットーに、日本一、農家から感謝される会社を目指しています。

同社が運営する地元の農産物や畜産品、加工品を販売する直売所では、買い物客による相乗り制度を導入しました。

例えば、車を所有している買い物客が、別世帯の高齢者を同乗させて来店すると、両者に同店で使用できるポイントが付与される仕組みです。昨今、高齢ドライバーの事故が相次ぎ、免許証を返納するケースも増えました。

そこで、「買い物に不便さを感じている一人暮らしの高齢者にも店に足を運んでもらいたい」との若手社員のアイデアが発端となったのです。住民同士が助け合い来店することで、地産地消だけでなく、地域の発展にも貢献しています。

このような取り組みは、「三方よし」の精神といえるでしょう。自社の発展と共に、お客様や地域社会にも、役に立てる企業を目指していきたいものです。

今日の心がけ◆地域に貢献できる仕事を目指しましょう