正しく伝えたつもりでも、相手にまったく違った意味で伝わることがあります。
さらには、「あの時、こう言ったはずだ」などと、発言すらしていない内容で、相手と揉めてしまうことさえあります。では、どのようにすれば、誤解や揉めごとを防ぐことができるでしょうか。
まず、注意したいのは、人は自分の経験した事柄や〈自分ならばこうする〉といった先入観や判断基準を持って、他者の話を聞く傾向にあるということです。
また、話す側も〈この表現であれば、相手は理解してくれるだろう〉という期待感を持って、言葉を伝える傾向にあるようです。
誤解を防ぐためには、話し手は、言葉や伝えたい内容の意味を説明しながら話すことが大切です。
聞き手は「Aさんが言いたいことは○○ということでよろしいですか」との確認を厭わずに、コミュニケーションを積極的に図ることが必要でしょう。
その場で、意思の伝達が完了するよう、お互いに努めたいものです。
今日の心がけ◆伝え合う意味を明確にしましょう