2019/10/29 こんなはずでは

「こんなはずではなかった。こんなはずじゃ・・・」と、悔やんだ経験は誰にでもあるでしょう。

「思わぬ渋滞に巻き込まれて、商談に遅れた」「何度も目を通した書類に、肝心の用件が抜けていた」「手慣れた作業中に思わぬ怪我をしてしまった」などの失敗談は、身近でよく見聞きすることです。

「こんなはず」の「はず(筈)」とは、矢の端にある、弓の弦を当てるところです。この「筈」が、弦にぴたりと合ってこそ、矢が使えます。

「筈」が合っていないまま弓を引けば、きちんと矢は飛びません。「筈」の合わない弓のように、準備万端に整えたつもりでも、その確認が十分になされないまま仕事を進めれば、予期せぬ悪い結果が生じることもあるでしょう。

仕事のみならず、十分ではない確認や「こうなるはず」との思い込みは危険なことです。後に、取り返しのつかない事態を招くことにもなりかねません。

整えるべき手筈に抜かりがないよう、緊張感を持って仕事に臨みましょう。


今日の心がけ◆手筈を整え確認は慎重に進めましょう