2019/10/16 相棒としての腕時計

私たちは生活用品をはじめ、家具やインテリア、仕事で使う道具など多くの物に支えられて生活を営んでいます。その中には特にお気に入りの物や思い出の品などもあるでしょう。

Hさんは、社会人になってから毎日身につけている腕時計があります。十年以上愛用しているためデザインは古いのですが、思い入れは色あせません。

ある朝、腕時計をつけてみると、秒針が止まっていることに気がつきました。電池交換は最近したため、電池切れではないようです。修理に出して、予備の腕時計をつけて過ごしてみたものの、なぜか落ち着かないのです。

数日後、修理から戻ってきた腕時計をはめると、シックリときて安堵しました。改めて眺めてみると傷もありますが、自分と共に歴史を刻んできたという思いから感謝が深まり、〈これからも大切に使おう〉と思ったのでした。

多くの物の支えがあって日々の生活を送ることができます。あることが当たり前と思って、忘れてしまいがちな物への感謝の気持ちを持ち続けたいものです。


今日の心がけ◆愛情を持って大切に使いましょう