2019/08/28 よどみ

「よどみ」とは、①水が流れないでたまっていること、②事がすらすらと進まない、という意味があります。

自動車販売会社で車両の整備をしているKさんは、営業部へ異動となりました。初めての業務であるため販売台数が伸びません。

Kさんは異動が発表された時から、心の中にわだかまりがありました。〈車の販売なんてできない。自分の性格には合わない。人とコミュニケーションを取るより、機械と向き合っていたい〉と、いつも思っていたのです。

以前、整備から営業へ配属された先輩がいたため、相談をすると、「営業が苦手だと思っていても、本気でやってみないとわからないものだよ。今の仕事にしっかり心を向けて、取りかかってみなさい」とアドバイスされたのです。

Kさんは心のわだかまりを捨て、誠心誠意仕事に取り組みました。その後、整備の経験を活かし、アフターフォローまで提案できるセールスマンへと成長したのです。心の風通しをよくしたことで、「よどみ」の状態から抜け出せたのでした。


今日の心がけ◆わだかまりを捨てましょう