2019/08/19 笑顔をキャッチ

フォトグラファーのKさんは、講演家の依頼で、セミナーや講演会の専属カメラマンを務めています。聴衆の笑顔の写真を撮ることが第一の目的です。

Kさんによると、聴衆の笑顔は、二秒から三秒程度ですぐに元の顔に戻ってしまうそうです。笑顔の一瞬を捉えるためには、①集中すること、②自分の存在感を消すこと、③笑顔になる瞬間を見極めること、と言います。

舞台から、観客の笑顔を狙う際には、自分が目立たないように工夫を凝らします。講演を邪魔することなく、舞台上で五分程度全く動かず、自らを会場に溶け込ませることに集中するのです。

会場内と一体になった後は、講演内容に耳を傾けながら、笑顔になる表情筋の動きを逃さずにシヤッターを切ります。カメラの液晶モニターに、聴衆の満面の笑みが映っているのを確認して、仕事が完了します。

仕事を完遂させるためには、集中力が必要です。Kさんにとっては、聴衆の最高の笑顔を撮るという情熱が、集中を高めさせる力の元といえるでしょう。


今日の心がけ◆目の前の仕事に集中しましょう