2019/08/17 多角的な視点

ある地域で、商店街を活性化する目的で、会議が開催されました。

その年は、イベントの予算が減額され集客が厳しい状況でありながら、活性化という名目で、新しいイベントを企画することばかりが話し合われていました。

「新規のイベントを開催すれば人は集まる」と新たなプランに議論が集中し、過去のイベントの検証がなかったのです。

商店街の店主たちには、本業があります。ところが、何力月も予算を度外視した新規イベントの話題に集中してしまい、本業がおろそかになってしまった、と会議に出席していたYさんは振り返ります。

企業においても同様のことがいえます。新規事業の開拓を視野に入れつつ、本来の仕事にしっかり向き合うことは大切です。事業全体の優先順位にブレが生じたり、安定していた事業分野に悪影響が及ばないよう、気をつけたいものです。

適切な成果を上げるためには、新たな事業だけに目を向け過ぎず、過去の事業の成果も確実に検証しましょう。


今日の心がけ◆過去にも未来にも目を向けましょう