2019/07/10 もう一人のお客様

もう一人のお客様

S子さんが母親の七回忌で、飛行機で帰省した時のことです。遺影を風呂敷に入れて、膝に抱えて離陸の時間を待っていました。

這是S子小姐準備搭飛機回家鄉幫母親進行第七年法會的事情,他將遺照包著,抱在膝上等待著飛機起飛

客室乗務員より「こちらのお手荷物を上の棚にお入れしてもよろしいでしょうか」と声をかけられ、S子さんは「棚には入れたくありません」と伝えました。

空服員對他說「可以把手上的行李放到頭上的行李櫃中嗎?」,S子小姐回到「我不想放進去」

続いて「恐れ入りますが、離陸の際は足元に収納していただけますか」と言われましたが、「遺影なので、足元にも置きたくなくて」とS子さんは答えました。

空服員接著說道「那不好意思,可以在飛機起飛時將它收到腳下的空間嗎?」,S子小姐又回答說「這是遺照,所以不想要放在腳下」

事情を察したのか、客室乗務員の表情が一変しました。「大変失礼なお願いをして、申し訳ございません」と頭を下げたのです。

了解到緣由後,空服員的表情變嚴肅,並低下頭說道「非常抱歉,提出了這樣失禮的要求」

さらに「この度はお悔やみ申し上げます。もしよろしければ、隣のお席が空いておりますので、『お客様』にも座席に座っていただけないでしょうか」と遺影を「お客様」と呼んで、S子さんの隣に座らせてくれたのでした。

並且說道「如果可以的話,隔壁的空位還空著,讓這位『客人』坐在旁邊的空位,您覺得如何呢?」,空服員一改將遺照稱呼為『客人』,並讓它佔有一個座位

一連の客室乗務員の対応に感動したS子さん。一時間半のフライトが、亡き母との二人旅をしているような気持ちで、温かさに包まれたものとなりました。

被機組人員貼心的服務感動到的S子小姐,一個半小時左右的飛行時間,就像是與已故的母親兩人一起出遊的心情一樣溫馨


今日の心がけ◆柔軟にお客様の心に寄り添いましょう

貼近客人的心吧