2019/07/08 立つ鳥跡を濁さず

立つ鳥跡を濁さず

「立つ鳥跡を濁さず」とは、水鳥が飛び立ったあとの清く澄んだ湖面をたとえに出し、引き際の美しさや、後始末の大切さを説いた諺です。

「鳥離開水面時不會把水變得污濁」是以水鳥離開水面時,湖面仍舊清澈為喻,主要是在說明善後的重要性

この諺は、江戸時代の作品である、井原西鶴著・『西鶴織留』にも使われています。ただし、ここでは、諺の意味が逆の内容で綴られています。

這個諺語的出處是江戶時期的作家井原西鶴所著作的『西鶴織留』,但其中的含意與現在諺語的意思相反

老舗の女性店員が、女将から意地悪をされ嫌味を言われた腹いせに、お店の大釜にヒビをいれたり、徳利の口先を割ったり、雪駄を便所の屋根に放り投げたりするなど、散々な迷惑をかけて辞めました。後にこの女性は良い仕事や、良縁に恵まれませんでした。これは実話を元にした作品です。

老字號店鋪中的女店員,因為老闆娘的欺負而懷恨在心,將店內的鍋子打破、酒瓶口敲破、把草鞋丟到廁所屋頂上等,搞得一團亂之後就辭職了。之後這名女性也沒有再獲得什麼好工作或好姻緣了。這是實際發生的故事

感謝の心で去るか、迷惑をかけてあとを濁すような形で去るか、それが次の境遇を決めるのかもしれません。

抱持著感謝的心情離去,或是造成困擾後離去,這可能會影響到接下來的遭遇

翻(ひるがえ)って、日々の仕事の終了時には、デスクやその周辺、職場内の後始末に努めると、一日の心の整理がつき、明日のスタートが快く切れます。

另一方面,在每日工作結束時,整理一下桌面及辦公室,不但可以整理思緒,也可以讓隔天有個更好的開始

良い仕事も良い人生も、感謝の後始末にその秘訣があるのではないでしょうか。

想要有個好的工作及人生,秘訣在於事後的感謝之心


今日の心がけ◆美しく後始末をして次の仕事につなげましよう

好好的收尾,並接續下一個工作吧