2019/06/27 雨の名前

雨の名前

梅雨の季節になりました。近年は異常気象が続き、予測不可能な局地的な大雨が「ゲリラ豪雨」という名で呼ばれています。

又到了梅雨季了,近年來氣候持續異常,無法預測的局部地區大雨我們稱為「集中豪雨」

日本人は、雨や風などの自然現象に季節の移ろいを繊細に感じ取って、様々な名前をつけてきました。特に、恵みをもたらす雨の名前には、感心させられるものがあります。

而日本人仔細地感受著隨著季節的推移、風雨等各種自然現象的變化之中取了各式各樣的名字,特別是滋潤著人們、大地的雨,更是讓人印象深刻

青葉に降り注ぐ恵みの雨を「翠雨」(すいう)、日照り続きの後に降る喜びの雨を「喜雨」、草木を潤す、しとしととした雨を「甘雨」(かんう)、穀物の成長を促す雨を「穀雨」、などと表わします。特定の日に降る雨にまで、名前があります。

落在綠葉上、給予滋潤的雨稱為「穗雨」,延續陽光後落下的喜悅之雨為喜雨」,滋潤草木的雨為「甜雨」,促進穀物生長的雨被稱為「穀物雨」, 特定的日子所下的雨都有著不同的名字

陰暦七月六日、七夕の前日に降る雨を「洗車雨」と呼びます。彦星が織姫に会う時に乗る牛車を洗う雨のことです。七夕に降る雨は、彦星と織姫が流す涙という意味で「隹涙雨」(なみだあめ)と呼びます。

農曆七月六日,七夕前一天下的雨稱為「洗車雨」,是幫牛郎及織女相聚時所搭乘的牛車做清洗,而七夕當天下的雨,則是他們所留下的眼淚,被稱為「隹涙雨」

その時々の雨に、先人たちは名前を付けて、四季の風情を感じ取り、自然の営みに感謝していました。私たちも、その生き方に学びたいものです。

先人們給了不同時期的雨各式各樣的名稱,取自於四季的風情,並對大自然的變化表示感謝,我們也應該從這種生活方式中學習


今日の心がけ◆自然の恵みに感謝しましょう

感謝大自然的恩惠