2019/06/18 下心

下心

天雲の たなびく山の 隠りたる 我が下心 木の葉知るらむ

この歌の作者は、柿本人麻呂です。古くは『万葉集』にも登場する「下心」というこの言葉は、本来は「心の奥底、本心」といった用い方をしていました。

這首歌的作者是柿本人麻呂,在古籍「萬葉集」中也登場過的「下心」這個詞,本來是用來描述「內心深處」

「下心」が、現在のような「私心」の濃い意味合いを持つようになったのは、江戸時代頃より、といわれています。私たちは多少なりとも、〈他人に認められたい、褒められたい〉という願望を抱きながら日々の生活を営んでいます。

「下心」自江戶時代起就有著跟現在所謂的私心很相近意思的說法,我們每個人在日常生活中多少也都抱持著「希望被別人認同、被別人誇獎」的想法

仕事となれば、その感情は時と場合によって表われてくるものでしょう。しかし、見返りや自分の利益だけを求めるようなスタンドプレイは、意図せず周囲に迷惑をかけることも、しばしばあります。

在工作上,這種情感常常會浮現而出吧,但只追求自身的利益或回報時,往往會造成周遭人的困擾

大事なことは、一呼吸置いて「その時の心、自分の本心」を見つめてみることです。「その行ないが、誰のためになるのか」という方向性を知ることです。

重要的是先深呼吸,檢視當時「內心真實的想法」,並釐清「這樣做是為了誰」

私心に走らず、相手へ向けた真心からの行ないは、やがて大きな波となって自らに返ってくるでしょう。そうすることが、幸せへの第一歩です。

若不自私、真誠的對待他人,總有一天她會如同大浪一般回報到自己身上,這也將是邁向幸福的第一步


今日の心がけ◆自分の心の奥底を見つめましょう

讓我們看看自己內心深處吧